ロータリーエンジン

クルマ好きな方であれば、ロータリーエンジンという名前を聞いたらすぐに、ピンと来る人もいるでしょうね。
マツダのスポーツカー「RX-7」なんかを頭に思い浮かべるんじゃないかな? 
ロータリーエンジンはバイクとしてはあまり馴染みのないエンジンかもしれませんが、実はロータリーエンジンを採用しているバイクもあったりするんですよね。

ロータリーエンジンとは、バイクやクルマに定番採用されているレシプロエンジンと同じく内燃機関の1形式です。
エンジン内部にはローターが仕組まれており、それが爆発によって回転を行い動力を発生しています。
回転ピストン型エンジン、バンケルエンジンとも呼ばれています。

【ロータリーエンジンの仕組み】

シリンダー内部にローターがあり、これが回転することで吸気、圧縮、爆発、排気の4行程を行います。
シリンダーは二つの丸を少しずらして重ねたようなまゆ型をしており、ローターは三角形のおむすび型をしています。
ローターが回転することで、シリンダー内部には三つの作動室が生まれ、吸気の横の作動室では爆発が行われ、その隣では排気が行われています。

ローターの中心にはエキセントリックシャフトが備わっており、これがレシプロエンジンでいうところのクランクシャフトの役割をして回転運動を動力として後の機構に伝えています。

ロータリーエンジンの長所は、レシプロエンジンと比べた場合、軽量コンパクトで、効率の良い動力発生などが挙げられます。
カムやバルブを必要としない性質上エンジンは小さくまとめやすくなります。
そして爆発によって生まれた熱エネルギーは直接回転運動へと変換されるため、間に往復運動を挟むレシプロエンジンよりもパワーロスが少ないとされています。

ロータリーエンジンの短所としては、燃焼効率の悪さや低速トルクの不足などが挙げられます。
ロータリーエンジンの場合、レシプロエンジンよりも圧縮比が高めにくく、燃焼室も大きくなってしまいがちのため、熱エネルギーが運動エネルギーへと変換されにくい機構となってしまうようです。
その結果として、燃焼効率が良くなく燃費に影響したり、トルクの不足を招いてしまうようです。

ちなみに日本ではロータリーエンジンという呼び名が広まっていますが、これはマツダが命名した名称であり、海外ではバンケルエンジンという名称が正式に使われています。
もともと、ドイツの技術者「フェリクス・バンケル」が発明したことから由来しているエンジン名であるため、バンケルエンジンと、本来は呼ぶべきでしょう。